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   お施餓鬼のお勧め

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八月十五日(月)
(夕)午後4時00分〜5時30分
(夜)午後7時30分〜9時00分

当日受付は1時間前より始まります。30分前までに済ませてください

 於 高家寺本堂 外

【祈願内容】
すべての命への祈り(三界万霊)
神仏・人・動植物・鉱石・山・川・天・地・海・星・宇宙の現在過去未来すべての命

【お施餓鬼とは】
猛暑の中、いかがお過ごしでしょうか。この暑さゆえに、渇きと飢えで苦しむ餓鬼道に陥った過去精霊の方々のご辛苦が偲ばれます。この餓鬼道の方々への施しをし、自らのご先祖様方有縁の方々の菩提を弔い、自らの短命を免れる法要が施餓鬼供養会です。

お施餓鬼によって、釈尊のお弟子である目連尊者は亡き母を餓鬼道から救い、阿難尊者は短命の運命から逃れました。また弘法大師を始め真言宗の先師方は、亡くなった方々の名前を連ねて亡霊を弔われました。

 お施餓鬼のお経によりますと

桃柳石榴(ざくろ)の下では行ってはならない。桃や柳・石榴は霊木であるが故に餓鬼が近寄れないから。

三尺(約90cm)以下の棚でなければならない。餓鬼の最小のものは三寸程度しかなく、そのために高い棚は避ける。

お堂の中で行ってはならない。餓鬼は聖なる場所であるお堂には近づけないから。

棚は西向きに構え、行者は東方に向かって修すること。六波羅蜜のうち、檀波羅蜜(布施)は東に相当するため。

昼間には行わない。昼間に行う施餓鬼は調伏法に相当するため。餓鬼は昼間は伏し、夜分に遊ぶため。

灯明は用いない。灯明の明るさに餓鬼は寄ってこないから

物音をできる限りたてない。鳴りものは一切鳴らさない。数珠はすらない。お経は静かに唱える。餓鬼は音に驚くため

派手な衣服はつけない。餓鬼は派手な衣服に恐れをなすため

とされています。昨今の各寺院で見かけられるお施餓鬼は、三尺以上の棚、お堂の中、棚の向きは北向き行者は南向き、昼間に行い、灯明を用い、鳴り物を思い切り鳴らして、派手な法衣を着用していることが多いようです。本来のお施餓鬼は昨今執り行われている施餓鬼供養とは随分とかけ離れているようです。


【高家寺のお施餓鬼の意義】

高家寺では、その法儀に則り、本堂の外で、夕方と夜に、灯明を用いず、東向きに、物静かに、地味な法衣を着用して、本来の形にできる限り準拠して施餓鬼供養会を執り行います。
また お施餓鬼の際に、きゅうりやなすで馬や牛を作ります。俗話ではいち早くご先祖さんを迎えるためということですが、本当はちょっと違います。江戸時代までの農家では牛や馬はとても大切な生き物として大事に扱われていました。ある意味家族のようなもの。ですから牛や馬の供養も行いました。現代社会では「いのち」を非常に軽んじるようになってきています。ペットを飼うにししても途中で放り出してしまう例も少なくありません。どんな生き物でもいのちはあるのです。野菜をお供えするのもある意味、私たちを生かしてくださっているその野菜類に対する供養でもあります。また日本人の感覚では、山も河も空も海も、この地球を含め星々も、大宇宙にも命が宿ると感じてきました。そこを踏まえ、高家寺では動植物を含めすべての命に感謝し、祈りを捧げ、お施餓鬼を通して、この世の中のいのちをしっかりみつめていきます

ご先祖様を始め有縁の方々の精霊を弔うとともに、すべての命に祈りを捧げ皆様方ご自身の功徳も積んでください。

ご都合などの関係で夜七時半からの法会に出られない方は、午後四時からも同様の法会を行いますので、そちらでご参拝ください。夕方四時とは仏教修行でいう「夜の初め」という意味があります。

 皆様のご先祖様の追福菩提と皆様の御多福を心よりお祈りいたします。

合掌

平成十五年

各務原市那加北洞町一丁目三九〇番地

高家寺 住職 北川宥智


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